ウッドフォードリザーブの基本情報
基本情報
| 銘柄名 | ウッドフォードリザーブ |
|---|---|
| 度数 | 43.2% |
| 所有者 | ブラウン=フォーマン社 |
| 販売開始年 | 1996年 日本国内ではアサヒビールを正規代理店として2013年から販売開始 |
| 酒類 | ウイスキー |
| 種類 | アメリカン(バーボン) |
| 蒸留所 | ウッドフォードリザーブ蒸留所 (1812年開設) |
ウッドフォードリザーブは、アメリカ・ケンタッキー州ヴァーセイルズにあるウッドフォード・リザーブ蒸留所で造られるプレミアム・バーボンウイスキーです。1996年にブラウン=フォーマン社がブランドを立ち上げ、世界中で高い評価を得ています。
特徴は、アメリカのバーボンでは珍しい銅製ポットスチルによる三回蒸留と、石造りの熟成庫での長期熟成。これにより、ドライフルーツやカカオ、スパイスが織りなす複雑で重厚な味わいと、シルキーでなめらかな口当たりを実現しています。
国際的なコンペティションでも数々の受賞歴を誇り、ストレートはもちろん、オールドファッションドをはじめとするカクテルのベースとしても定評のある一本です。
価格帯と購入方法
価格帯(参考価格):
4000〜4500円
(750ml/2025年8月時点)
購入方法:
大手スーパーでも販売していますが非常に稀で、主に酒屋やネットショップでの購入となります。
味わい
ウッドフォードリザーブ蒸留所の公式サイトのテイスティングノートは以下の通りです。なお、原文は英語であり、下記は私が翻訳したものです。
<テイスティングノート>
引用元:ウッドフォードリザーブ公式HP(筆者翻訳)
- 色:
澄んだ輝きのある琥珀色- 香り:
濃厚なドライフルーツに、ミントやオレンジのニュアンス
ほんのりとカカオパウダー、かすかなバニラやタバコのスパイス香- 味わい:
リッチで噛みごたえのある厚み、まろやかでスムーズ
複雑なシトラス・シナモン・カカオが重なり、さらにトフィーやキャラメル・チョコレート・スパイスが豊かに広がる- 余韻:
シルキーでクリーミーな口当たりから始まり、温かみが長く続く満足感のあるフィニッシュ
栄養成分と健康への影響
アルコール度数と適量目安
<アルコール含有量>
- アルコール度数:43.2%
- 100mlあたりの純アルコール量:34.6g
<適量目安>
- 1日あたりの飲酒量:57.8ml
※純アルコール量の計算方法はこちら
※ラベルの数値と異なる場合があります
厚生労働省は「節度ある適度な飲酒」として、1日あたりの純アルコール量20gを推奨しています。
ウッドフォードリザーブの場合、57.8mlが適度な飲酒量(純アルコール量20g)に相当するため、飲むときはダブル1杯(60ml)までに抑えることをおすすめします。
1杯あたりのカロリー
<カロリー>
- 100mlあたり242.2kcal
- 30ml(シングル1杯)あたり72.7kcal
- 57.8mlあたり140kcal
※カロリーの計算方法はこちら
※ラベルの数値と異なる場合があります
ウッドフォードリザーブを適量(57.8ml)飲むと、140kcal摂取することになります。
1食あたりの摂取カロリーが600kcal程度が良いと言われているなかで、ご飯150g(234kcal)と合わせて、374kcalになります。
実際に飲んでみた感想
味・香り・飲みごたえ

ストレートでいただきました。
香りは、アロマのように爽やかで甘やか。
華やかさの中に落ち着きもあり、心地よく杯を誘います。
口に含むと、第一印象はウッディな苦味。
木樽由来の渋みとほろ苦さが舌に残りつつ、ふんわりとしたオークの風味が広がっていきます。後半にはバニラのような柔らかな甘みがわずかに顔を出し、心地よい余韻を演出。苦味がアクセントとして効いているため、全体の印象はすっきりとしており、飲み疲れしません。
アルコールの香りはやや感じられるものの、刺激としての強いアルコール感は控えめ。そのため、ウイスキーの風味と厚みを落ち着いて楽しむことができました。
総じて、ウッドフォードリザーブは「苦味とウッディさが特徴的でありながら、後味に軽やかさを残す」一本。
食後にゆったりと楽しむのはもちろん、チョコレートやナッツとのペアリングにも相性が良さそうです。
リピートする?しない?
評価:3/5
結論:リピートしない
ちゃんと美味しいものの、強烈なインパクトがあるわけではなく、数あるバーボンウイスキーのなかで敢えてウッドフォードリザーブを選ぶ理由はないというのが本音です。
主張が強すぎないウイスキーなので、初心者がストレートで試すのにおすすめです。
口コミ評判まとめ
SNSやWeb上の口コミや評判を調査し、まとめました。
良い口コミ・高評価の声
肯定的な口コミには以下のようなものがありました。
- 甘さとウッディさが程よくて飲みやすい
- フルーツ感とキャラメル香でコスパが良い
- 香りが豊かでバーベキューや気分の良い夜に合う
- ミディアムフィニッシュでほどよい余韻とバランスが好印象
- バーボン愛好家にとって安心できる定番
全体的に、甘さとウッディな風味のバランスが良く、飲みやすさと満足感を両立している点が高く評価されています。フルーツ感やキャラメルを思わせる香りがコストパフォーマンスを押し上げ、豊かな香りはアウトドアやリラックスした夜にぴったり。ミディアムフィニッシュによるほどよい余韻が心地よく、バーボン愛好家にとって安心して選べる定番の一本として支持されていました。
悪い口コミ・低評価の声
否定的な口コミには以下のようなものがありました。
- オークの風味が強くて人を選ぶ
- 味が薄く感じる、もう少し重み・複雑さが欲しい
- アルコールの刺激がやや前面に出すぎている
一部では、オーク由来の風味が前に出すぎて好みが分かれ、よりまろやかさを好む人にはやや尖った印象になるとの声があります。味わい全体が軽めで、もう少し重厚さや複雑さが欲しいという意見も目立ちます。さらに、アルコール刺激が強めに感じられるため、ストレートで飲むとバランスが崩れると感じる人もいるようです。
