I.W.ハーパー ゴールドメダルの概要
項目 | 内容 |
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銘柄名 | I.W.ハーパー ゴールドメダル |
度数 | 40% |
販売元 | ディアジオ・ジャパン株式会社 |
販売開始年 | 1877年 |
酒類 | ウイスキー |
種類 | アメリカンウイスキー(バーボン) |
原料 | モルト、グレーン |
蒸留所 | 不明(以前はバーンハイム蒸留所) |
備考 | 万国博覧会で5つの金賞を受賞。 |
I.W.ハーパーはバーボンウイスキーの代表的な銘柄です。
1897年に設立したバーンハイム蒸留所で製造されていましたが、I.Wハーパー自体の販売開始は1877年であり、バーンハイム蒸留所の設立以前は別の蒸留所で生産されていました。
プレジャー・リッジ蒸留所で造られていたという記述もありますが、詳細な情報は少なく、真偽不明ははっきりしていません。
バーンハイム蒸留所は、1999年にディアジオ社からヘヴン・ヒル社へと買収されましたが、I.W.ハーパーの権利はディアジオ社に残り、引き続きディアジオ社が所有する施設で製造・販売されています。
I.W.ハーパーは、1885年のニューオーリンズ万国博覧会で金賞を受賞し、以降も1893年のシカゴ万博、1900年のパリ万博、1904年のセントルイス万博、1915年のサンフランシスコ万博でそれぞれ金賞を獲得しました。
これらの栄誉にちなみ、I.W.ハーパーは「ゴールドメダル」と呼ばれ、ラベルにも5つのメダルがあしらわれています。
- 甘いバニラの香り
バーボン特有の甘い香りがあり、特にバニラのようなニュアンスが強く感じられます。カラメルや少しオークの香りも混じっており、香りからもその豊かさが伝わります。 - キャラメルとコーンの甘味
口に含むと、キャラメルやコーン由来の甘味が広がります。バーボンらしいコクがありながらも、やや甘めで、フルーティーな要素も感じられるバランスの良い風味です。 - 滑らかで飲みやすい口当たり
比較的ライトな飲み口であり、アルコールの刺激が少なく、スムーズに喉を通ります。特にバーボン初心者でも楽しみやすい滑らかさが特徴です。 - 長めの余韻と穏やかなスパイス
フィニッシュには、バーボン特有の穏やかなスパイス感が現れ、やや長めの余韻を楽しむことができます。
I.W.ハーパーの栄養成分
※純アルコール量[g]=容量[ml]×アルコール度数[%]/100×0.8
※エネルギー[kcal]=純アルコール量[g]×7
アルコール度数 | 40% |
純アルコール量 | 32g |
エネルギー | 約224kcal |
1杯あたりのカロリー:約134kcal
(平均的なカロリー:約140kcal)
※カロリー指標の説明はこちら
実飲レビュー
グラスに注いだ瞬間、まず感じたのはその甘い香り。特にバニラの香りが強く、心地よく広がります。
一口目を飲むと、バーボンならではのウッディな樽香、焦がしキャラメルのような苦く甘い風味が口いっぱいに広がります。
余韻にもほのかに苦味が残りますが、不快なものではなく、バランスが取れたアクセントとなっています。
以前に飲んだメーカーズマークやジムビームは開栓直後の風味は弱く、数日あけないと美味しく飲めませんでした。それに対してI.W.ハーパー ゴールドメダルは、開栓直後からこの豊かな樽香を感じました。
アルコールの刺激は控えめで、全体的になめらかな口当たりが印象的。非常に飲みやすく、滑らかさが際立ったバーボンです。