白州と蒸溜所限定ウイスキーの基本情報
項目 | 白州 ノンエイジ | 白州蒸溜所限定 シングルモルト | 白州蒸溜所限定 シングルモルト |
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ボトル | ![]() | ![]() | ![]() |
度数 | 43% | 48% | 43% |
販売元 | サントリー | サントリー | サントリー |
販売開始年 | 2012年 | 2024年 | 不明 |
種類 | ジャパニーズ(シングルモルト) | ジャパニーズ(シングルモルト) | ジャパニーズ(シングルモルト) |
備考 | スタンダードな白州 | 白州蒸溜所限定販売品 | 白州蒸溜所限定販売品(終売) |
本記事では、以下のように呼称します。
- 白州ノンエイジ
→白州ノンエイジ - 白州蒸溜所限定シングルモルト
→限定白州 - 白州蒸溜所限定シングルモルト(終売品)
→旧・限定白州
白州3種の比較レビュー

同じ白州蒸溜所で作られたウイスキーでも、香りと味わいの表現ははっきり異なり、白州ノンエイジはフレッシュ、旧・限定白州は力強さ、限定白州は上質で穏やかなまとまりを感じました。
香りの違い
- 白州ノンエイジ
柑橘系の爽やかさが最前面。微かなスパイシーさがアクセントで、スモーキーさは控えめ。軽快でみずみずしい印象。 - 限定白州
スモーキーさが主役。その奥から爽やかさと甘さがふわりと立ち上がる。注いでしばらく経つとバニラのような甘い香りの主張が強くなる。情報量が多く、複雑で奥行きがある香り。思わず次の一口へ誘う魅力が強い。 - 旧・限定白州
バニラのような甘い香りが核。ノンエイジ同様に柑橘系とスパイシーさを感じるが、全体のボリュームは落ち着き気味。スモーキーさは弱く、穏やかで柔らかい香り立ち。
味わいの違い
- 白州ノンエイジ
第一印象はフルーティ。カカオを思わせるビター感と軽いスモーキーさが重なり、後半は苦味と燻製香が長く残る。輪郭がくっきりした軽快タイプ。 - 限定白州
舌触りが滑らかで甘やか。スモーキーさは柔らかく全体のまとまりが良い。刺激は少なく、余韻は穏やかに続き、ゆったり楽しめるバランス型。 - 旧・限定白州
口当たりから力強い。アルコールの刺激、スモーキーさ、苦味が一気に立ち上がる。ただし余韻はしつこくなく、苦味はスッと退き、スモーキーさが心地よく持続。
どれを選ぶべき?
白州ノンエイジがおすすめな人
フレッシュさや柑橘系の爽やかさを求める人にぴったり。
ハイボールにしても爽快感が際立つので、日常的に軽やかに楽しみたい人、食中酒として合わせたい人に向いています。
旧・限定白州がおすすめな人
しっかりしたスモーキーさと力強さを好む人におすすめ。
ストレートやロックでガツンと飲みたい人、余韻のスモーキー感を長く楽しみたい人に最適です。少量加水で刺激を和らげると、よりバランスよく味わえます。
限定白州がおすすめな人
バランスの取れた複雑さや、なめらかな口当たりを楽しみたい人におすすめ。
刺激感が少なく、ゆったりとした時間にゆっくりと味わいたい人向け。特別な日や贈り物にもふさわしい上質な1本です。