タリスカー10年とは?
基本情報

銘柄名 | タリスカー10年 |
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度数 | 45.8% |
販売元 | MHDモエヘネシーディアジオ |
販売開始年 | 1988年 |
酒類 | ウイスキー |
種類 | スコッチ(シングルモルト) |
蒸留所 | タリスカー蒸留所(1830年開設) |
タリスカー10年は、スコットランドのスカイ島にあるタリスカー蒸留所で造られるスコッチウイスキーです。
スコッチウイスキーは、大麦麦芽をピート(泥炭)の煙で乾燥させることで、独特のスモーキーな風味を帯びます。タリスカーもその例に漏れず、力強いピート香を備えています。
さらに蒸留所では、乳酸菌が定着しやすいオレゴンパイン(米松)製の木製発酵槽を使用しており、発酵の終盤に乳酸発酵が働くことで、フルーティで複雑な味わいが生まれます。
こうして熟成を経たタリスカー10年は、ピート由来の煙感に加え、麦芽の甘みや果実味、そして海風を思わせる塩味が重なり合った、奥行きのある一杯となっています。
価格帯と購入方法
価格帯(参考価格):
4500〜6000円
(700ml/2025年8月時点)
購入方法:
店舗によっては大手スーパーでも売っており、200mlのミニボトルで購入することも可能です。
味わい
以下はタリスカー公式が公開しているテイスティングノートです。
<テイスティングノート>
色合い:
引用元:タリスカー公式ホームページ
輝くようなゴールド
香り:
ほのかな海水の塩、生ガキそして柑橘系の甘みを感じさせる、力強いピートのスモーキーな香り
味わい:
煙るようなスモーキーさと力強いモルトの香味を伴う、豊かなドライフルーツの甘み。温かく、情熱的。のどの奥にペッパーの香りを感じる
フィニッシュ:
食欲をそそる甘みを伴った、広大な、長く温かいペッパーを伴うフィニッシュ
栄養成分と健康への影響
アルコール度数と適量目安
<アルコール含有量>
- アルコール度数:45.8%
- 100mlあたりの純アルコール量:36.6g
<適量目安>
- 1日あたりの飲酒量:54.6ml
※純アルコール量の計算方法はこちら
※ラベルの数値と異なる場合があります
厚生労働省は「節度ある適度な飲酒」として、1日あたりの純アルコール量20gを推奨しています。
タリスカー10年の場合、54.6mlが適度な飲酒量(純アルコール量20g)に相当するため、飲むときはダブル1杯(60ml)までに抑えることをおすすめします。
1杯あたりのカロリー
<カロリー>
- 100mlあたり256.2kcal
- 30ml(シングル1杯)あたり76.9kcal
- 54.6mlあたり139.9kcal
※カロリーの計算方法はこちら
※ラベルの数値と異なる場合があります
タリスカー10年を適量(54.6ml)飲むと、139.9kcal摂取することになります。
1食あたりの摂取カロリーが600kcal程度が良いと言われているなかで、ご飯150g(234kcal)と合わせて、373.9kcalになります。
飲んでみた感想(家飲み派の本音レビュー)
味・香り・飲みごたえ

以前、先輩社員にバーで飲ませていただいたときに感じたスモーキーな香りと力強いフレーバーが忘れられず、スーパーで見かけて思わず購入し、ストレートでじっくりと味わってみました。
開栓直後、グラスに注ぐとまずはアルコールの刺激が立ち上がりますが、その奥からほのかに燻製香が感じられます。時間を少し置くと、スモーキーな香りがしっかりと主張し始めました。
一口飲んでみると、ガツンとくるスモーキーさが印象的でした。余市やニッカ フロンティアのようなスモーキーなウイスキーが好きな私にとっては、まさに好みにぴったりの味わいです。
口当たりはとても柔らかく、燻製香が心地よく広がります。余韻にも香りがしっかりと残り、最後まで楽しめるウイスキーです。
個人的には、炭酸で割ってハイボールにするよりも、ストレートでじっくり味わうのがおすすめです。時間をかけて変化する香りや味を楽しめる、満足度の高い一本でした。
リピートする?しない?
評価:5/5
結論:リピートする
私はスモーキーなウイスキーが好きなので、タリスカー10年は好みにドンピシャでした!
スコッチウイスキーのピート香を味わいたい人には、ラフロイグ(薬品臭)とタリスカー10年(燻製香)が、スーパーでも手軽に買えておすすめです。