オールド・グランダッド114の基本情報
基本情報
| 銘柄名 | オールド・グランダッド114 | 
|---|---|
| 度数 | 57% | 
| 販売開始年 | 1981年 | 
| 酒類 | ウイスキー | 
| 種類 | アメリカン(バーボン) | 
| 蒸留所 | ジムビーム蒸留所(1987年〜) | 
オールド・グランダッド(Old Grand-Dad) は、アメリカ・ケンタッキー州で生産されている伝統的なバーボンウイスキーです。
1796年、のちに「バーボンの先駆者」と呼ばれる ベイゼル・ヘイデンが蒸留を始めました。
その孫であるレイモンド・B・ヘイデンが、祖父への尊敬の念を込めた「オールド・グランダッド(=偉大なる祖父)」という銘柄を1882年にブランド化しました。ボトルにはベイゼル・ヘイデンの肖像が描かれています。
オールド・グランデッドはライ麦比率の高く、スパイシーでドライな味わいが魅力です。
オールド・グランダッド114(57%) はハイプルーフ仕様ならではの力強さと濃厚なスパイシーさを誇り、今も多くの愛飲家に支持されています。
価格帯と購入方法
価格帯(参考価格):
3000〜5000円
(750ml/2025年8月時点)
購入方法:
スーパーにはなかなか売っていません。
私は偶然にもドン・キホーテで購入できましたが、ネットショップでの購入が確実でおすすめです。
味わい
オールド・グランダッド114には公式のテイスティングノートは公開されていません。以下は筆者の実際のテイスティングに加え、複数のレビューサイトの評価を整理した内容です。
- 色:
 褐色に近い深いゴールド
- 香り:
 バニラやキャラメルのような甘く、ウッディな香り
- 味わい:
 香ばしくしっかりとした木樽の風味、バニラや焦がしキャラメルを思わせるほろ苦い甘み
- 余韻:
 少しスパイシーだが全体的に柔らかく、苦味・酸味・甘味が合わさった複雑な風味が長く続く
栄養成分と健康への影響
アルコール度数と適量目安
<アルコール含有量>
- アルコール度数:57%
- 100mlあたりの純アルコール量:45.6g
<適量目安>
- 1日あたりの飲酒量:43.9ml
※純アルコール量の計算方法はこちら
※ラベルの数値と異なる場合があります
厚生労働省は「節度ある適度な飲酒」として、1日あたりの純アルコール量20gを推奨しています。
オールド・グランダッド114は一般的なウイスキーよりもアルコール度数が高く、43.9mlが適度な飲酒量(純アルコール量20g)に相当します。そのため、飲むときはシングル1杯(30ml)までに抑えることをおすすめします。
1杯あたりのカロリー
<カロリー>
- 100mlあたり319.2kcal
- 30ml(シングル1杯)あたり95.8kcal
- 43.9mlあたり140.1kcal
※カロリーの計算方法はこちら
※ラベルの数値と異なる場合があります
オールド・グランダッド114を適量(43.9ml)飲むと、140.1kcal摂取することになります。
1食あたりの摂取カロリーが600kcal程度が良いと言われているなかで、ご飯150g(234kcal)と合わせて、374.1kcalになります。
実際に飲んでみた感想
味・香り・飲みごたえ

今回はストレートでいただきました。
グラスから立ちのぼる香りは、軽やかなウッディさ。樽由来のニュアンスが中心で、シンプルながらもバーボンらしさをしっかり感じさせます。
口に含むと、唇に触れた瞬間から木樽の力強い風味が広がります。アルコール度数は57%と高めですが、驚くほどアルコールの刺激は控えめ。その分、しっかりとしたウッディさと甘苦さが前面に出てきます。
味わいは強い樽感を軸に、甘味がやや優勢で、ほろ苦さが後から寄り添う印象。舌触りもどっしりと重厚で、バーボンらしい存在感を余すことなく堪能できます。
全体としては非常に主張が強い仕上がりで、「バーボンの濃厚な個性をガツンと楽しみたい」という人にはぴったり。一方で、ウイスキーに不慣れな方にはインパクトが大きく、やや驚かせる一杯かもしれません。
リピートする?しない?
評価:4/5
結論:リピートする
バーボンの濃厚な味わいをストレートでゆっくり感じたい時におすすめ。晩酌の1本に最適です。
口コミ評判まとめ
SNSやWeb上の口コミや評判を調査し、まとめました。
良い口コミ・高評価の声
肯定的な口コミには以下のようなものがありました。
- スパイス感と樽由来のコクがしっかりしていて満足感がある
- アルコール度数が高いのに飲みやすくコスパが良い
- 暖かみのある甘さとベーキングスパイスの香りが抜群
- 古典的バーボンとしてのアイデンティティが強い
- オールドファッションドなどカクテルベースとしても優れている
高評価の理由は、樽由来のしっかりとしたコクとスパイス感が飲みごたえを生み、アルコール度数の高さを感じさせない飲みやすさにあります。暖かみのある甘さとベーキングスパイスが調和し、古典的バーボンらしい存在感をしっかり表現している点も魅力です。また、オールドファッションドなどのカクテルに使うと風味が引き立ち、価格以上の満足感が得られる一本として評価されています。
悪い口コミ・低評価の声
否定的な口コミには以下のようなものがありました。
- アルコールの刺激が強く感じることがある
- 複雑さや深みが物足りない
- コスパは良いが印象に残るほどの特徴が少ない
一部では、度数の高さゆえにアルコールの刺激が前面に出て荒々しく感じられるとの声があります。味わいは素直で飲みやすい反面、複雑さや深みを求める人には物足りず、全体として無難にまとまりすぎて印象に残りにくいと感じる意見も見られます。コスパの良さは評価されつつも、強い個性を期待する層にはやや淡白に映るようです。

