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【完全ガイド】日本酒の種類|普通酒と特定名称酒の違いをやさしく紹介

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日本酒
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「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」など、日本酒には多くの種類がありますが、何がどう違うのか分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか?

この記事では、日本酒の種類を「普通酒」と「特定名称酒」に分けて、やさしくわかりやすく解説します。

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特定名称酒と普通酒の違いとは?

日本酒の種類イメージ

「特定名称酒」は原料・精米歩合・製法に明確な基準が定められています。

一方、「普通酒」は明確な基準が定められておらず、醸造アルコール(香りや味を調整するための添加アルコール)を使用してもOKとされています。

特定名称酒の分類と特徴

特定名称酒の3系統

特定名称酒は日本酒の“高品質グレード”にあたる分類で、以下の3系統に大別されます。

種類原料精米歩合製法
純米酒 系米、麹菌、水指定なし指定なし
本醸造酒 系米、麹菌、水
醸造アルコール
70%以下指定なし
吟醸酒 系米、麹菌、水
醸造アルコール
60%以下
※50%以下で大吟醸酒
吟醸造り

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なお、吟醸造りは「精米歩合60%以下」「低温でゆっくり発酵」と定義されており、精米歩合以外、定量的な基準が存在しないのが現状です。

【法令解釈通達】
酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達

第86条の6 酒類の表示の基準
吟醸酒の製法品質の要件に規定する「吟味して製造した清酒」とは、精米歩合60%以下に精米した白米を使用し、低温でゆっくり発酵させ、かす歩合を高くしたもの等いわゆる吟醸造りにより製造した清酒をいう。

引用元:国税庁 公式ホームページ

3系統の味わいの違いと理由

  • 純米酒
    米・米麹・水のみを原料として造られるため、香りは控えめで、米本来の旨みやコクがしっかりと感じられるのが特徴です。
  • 本醸造酒
    醸造アルコールが添加されているため、香りが引き立ち、味わいはすっきりと軽快になります。
  • 吟醸酒(精米歩合50%以下で大吟醸酒)
    米の中心部のみを使うため雑味が少ないのが特徴です。また、低温でゆっくり発酵させることで粕が多く残り、フルーティな香りが引き立ちます。

3系統の組み合わせと表示例

特定名称酒の3系統は以下の通りです。

  • 純米酒
  • 本醸造酒
  • 吟醸酒(精米歩合50%以下で大吟醸酒)

このうち複数系統に該当した日本酒は以下のように表示することができます。

  • 純米吟醸酒=純米酒×吟醸酒
  • 純米大吟醸酒=純米酒×大吟醸酒

おわりに

日本酒は分類を知るだけで、味わいや飲み方の楽しみがぐっと広がります。

飲み比べをするときや、贈り物を選ぶときなど、ぜひ今回の情報を活用してみてください。

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